どうも、光成です。
今日人と会う約束があったのですが、
相手の仕事が遅くなってしまったらしく来れなくなってしまったみたいで、
実は待ち合わせ時間を過ぎてから言われました。
こんな時にあなたならどう思いますか?
「自分の時間を奪いやがって!」
「折角来たのに無駄だった・・・」
という風に怒り狂って発狂しますか?
昔の僕なら割と怒っているでしょう。
ただ、今は全然気にならなくなりました。
ちょっとショックでしたけどね。
で、今日は嫌われる勇気という本の書評を書いていこうと思うのですが、
この本を読んで僕は控えめに言っても「かなり」考え方が変わりました。
昔からの僕の考え方が間違っていなかったと改めて認識出来たと思いましたね。
もし、あなたが僕と同じ状況になった時に、
ブチギレる系の人なのであれば、
嫌われる勇気を読むことでかなり考え方が変わる説もございます。
ちなみにこの嫌われる勇気は、
ビジネスでも絶対に必要な思考や考え方でもあるので、
是非読んでみてください。
嫌われる勇気を読んでみた感想
![](https://mburogu.com/wp-content/uploads/2018/11/アルフレレッド・アドラーって誰?-1.jpg)
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いきなり質問ですが、
生きててこんなことを思ったことはあります?
- 周りの目を気にしてしまう
- 他人の言動や行動を気にしてしまう
- 誰かのことを気にして好きな事ができない
- 憧れのあの人に認めたられたい
- 自分がやりたいことを出来ないのは理由があるからだ
などなど、これらのことですね。
これらは誰でも思ったことがあると思うし、
誰でも感じたこともあると思われるのですが、
これをアドラー心理学的に言うと、
「周りの目や他人のことを気にせず今から自分の人生を生きることで変われる」
ということを言っています。
つまり、この記事を読んでいるあなたも、
今すぐに考え方を変えると生き方が変わり、
自由に自分の人生を生きれるということです。
「いやいや、絶対に今すぐは変われないだろ」
と、僕もこの本に出てくる青年ばりに、
捻くれた視点でそんなことを思ったのですが、
実際に読んでみると、
「あ。これは変われるやつ」
と、思わされました。
僕が嫌われる勇気を読んでみて思ったのは、
本当に考え方1つで生きやすくなるし、
人生も楽しく生きれるということ。
で、その為にどんな考え方や、
思考が大切なのか?
本質的なことを、この本では学べますね。
個人的にかなりの衝撃を受けました。
嫌われる勇気はどんな本?
![](https://mburogu.com/wp-content/uploads/2018/11/アルフレレッド・アドラーって誰?-2.jpg)
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嫌われる勇気とはアルフレッドアドラーという心理学者が、
提唱した心理学の話でして、
普段から自分の生き方や考え方に違和感を感じている”青年”と、
アドラー心理学を学び、自分の人生を生きている”哲人”による、
2人の登場人物の会話を通じてアドラー心理学についてわかり易く、
かつ、納得のし易いように解説してくれています。
じゃあ実際にどんな本なのか、
僕が感じたことと合わせて説明していきますね。
第1夜「トラウマを否定せよ」
第1夜ではトラウマについての話でして、
青年は人はトラウマで行動できないといいますが、
哲人は「トラウマは存在しない」とバッサリ切ります。
ええ、それは本当にバッサリキッパリと。
僕なら完全に感情を揺さぶられて涙目になるほどバッサリです。
で、この章で僕がとても印象に残ったのは、
「目的論」と「原因論」という話です。
殆どの人は原因論で生きていますし、
原因論はとても一般的にな考え方だと思います。
しかし、原因論では人はいつまでも変われません。
考え方を目的論に変える事ができれば、
僕は毎日が楽しくなると思っています。
心の底から「毎日楽しいな!最高!」と言える様になるのではないでしょうか?
簡単に説明すると、
- 原因論…◯◯があるから出来ない
- 目的論…◯◯する為に何かをした
こんな感じの考え方です。
少し話すと、例えばあなたが昔恋人にフラレて、
物凄くトラウマを抱えてしまっているとします。
本当に思い出したくないレベルの振られ方を想像してください。
ええ、特に理由はないですが、
その方が後の説明がしやすいです。
そして、また新しく好意を抱いた異性が現れました。
心の底から現れた異性をこの瞬間にでも好きになってください。
しかし、あなたは昔のトラウマから、
その異性にアタックしに行くことが出来ないです。
昔のトラウマが残ってしまっているという。
要は、また傷つくのが嫌でアタックできないわけですね。
この考え方が原因論で、
昔のトラウマがあるから好意を抱いている異性にアタック出来ないわけで、
当然こちらの考え方は普通の考え方だと思います。
本当に一般的な思考ですよね。
しかし、目的論的に言うと、
あなたは女性にアタックしない為に、
「不安」という感情を捏造していると言われていて、
「アタックしない」という目的を達成するために、
不安という感情を作りだしているということであって、
トラウマを「目的を達成するため」に、
利用しているという考え方ですね。
”人は過去のトラウマを自分の目的を達成するために利用する”
という考え方なのです。
割と衝撃を受けません?
でも言われてみると妙に納得してしまいますよね。
そしてアドラーはこう言っています。
”過去のトラウマに自分がどのような意味を与えるか”
という風に。
つまりトラウマに自分がどのような意味を与えるかで、
これからの生き方が変わってくるということです。
嫌われる勇気では青年の友人が引きこもっていて、
その友人がなぜ引きこもっているのかを例に出して話しています。
この本を読むなら目的論の場合、
どうして引きこもっているのか考えてみてから読んでみてもいいですね。
あなたにも何かトラウマはあると思いますが、
どんな意味を与えて生きますか?
今、めちゃくちゃ難しい質問しました。
第2夜「全ての悩みは対人関係」
この章では全ての悩みは対人関係から来ると説明しています。
実は僕が1番衝撃を受けたのは、
この章を読んだ時ですと声を大にして言いたいです。
基本全部衝撃的でしたけどね。
僕が何故衝撃を受けたのかと言うと、
僕も昔から「悩みは全てコミュニケーションからくる」と、
言っていたからです。
この時は衝撃を受けました。
「僕は間違ってなかったな」
と、思えましたから。
また、劣等感について話しています。
嫌われる勇気では「理想の自分」と現実のズレからくる劣等感は、
全く問題ではないと言っていますが、
「他者との比較」で生まれる劣等感は、
競争になるので悩みがなくならないと言っています。
例えば、
- 友人のが給料が高い
- あいつが何故モテて自分はモテないんだ
- 何故自分はビジネスを頑張っているのにあいつより稼げない
などで感じることは、
完全に他者との比較からくる劣等感ですよね。
この考え方だと、他者のことを心の底から祝福出来ない、
祝う事ができないという話をしています。
人生は自分の前を歩いている人もいれば、
後ろを歩いている人もいますよ?
自分より進んでいる人とか、
自分のが進んでいる場合もありますよね。
しかし”競争”ではありません。
僕らは誰とも競争する必要はないですし、
自分の人生を生きていけばいいです。
他人とかを気にする必要は、
1ミリも存在しないです。
「あぁ〜確かに!自分はわかってる!」って思えるのであれば、
ぶっちゃけこの章は読まなくてもいいレベルですが、
「いやあ〜他者を気にしてしまうよ」
と、思うのであれば、
考え方を変えることも必須事項になってきます。
その為に必要なのが、
次の章に出てくる「課題の分離」になります。
第3夜「他者の課題を切り捨てる」
僕はこの章を「うん、うん、なるほど〜」と思いながら読んでました。
僕らは普通に生きているのに、
他者の課題の中を生きている事が多いです。
言い換えると他人の人生を生きてしまっているということ。
そしてそれがわかりやすいのが、
”承認欲求”
になります。
例えば会社に勤めていると、
上司に褒められたいから・・・とか、
誰かに認められたいから・・・とか。
しかし、僕らは誰かから認めてもらう為に生きているわけでも、
他者の欲求を満たすために生きていないですし、
他者の欲求を満たすために生きている状態は、
他者の人生を生きている状態になってしまいます。
つまり、それは「他人の課題を生きている」という状態だと、
嫌われる勇気では話しています。
上司に褒められたいのは、
上司的には会社の成績を上げたいだけなのですが、
褒められたいのは知らず知らずに上司の成績の為に生きている状態で、
それは上司の課題を生きている状態ですよね。
しかしそれは必要ありませんと強く言わせていただきたい。
僕らは誰かの課題を生きていく必要はなく、
自分の課題を生きてこなしていけばいいです。
要は自分のことを頑張ればいいと。
そして自分の課題を分離して、
自分の課題を生きていくことで、
僕らは自由になるとも話しているわけです。
例えば僕は自分でビジネスをしているので、
これからビジネスを始めたいという人と、
話す機会が多いのですが、
僕がビジネスを「やってみれば?」というと、
「親に辞めろと言われる」
「友達に怪しいと言われる」
などの話がよくあります。
これ系の話は結構あるあるだと思いますが、親も友達も
「止めなければならない」
という課題を実行しているだけなのです。
僕が話す人の課題は、
「始めるか始めないか?」
本来これだけですよね。
「他者の課題は他者の課題で僕らは他者の課題を生きないことで真に自由になれる」
と、嫌われる勇気では話しています。
これが課題の分離です。
課題を分離して、
自分の人生を生きていいですよ。
この章ではそんな話をしていますね。
そしてここの話こそ、
「嫌われる勇気」
の意味がわかる重要な章です。
第4夜「世界の中心はどこにあるか」
他者からどう見られたいのか?などの承認欲求は、
実は自分のことしか考えていない、
”自己中心的なライフスタイル”
と、この本では話しています。
言われてみれば納得でして、
この本はいちいち色々気付かされて、
メンタル弱めの僕は涙目です。嘘です。
で、何故自己中心的なのかというと、
他者の為に行動しているようで、
実は自分の欲求を満たす行為だからで、
他者からの承認欲求を満たす行為は自己中心だということです。
縦の関係ではなく、
横の関係を築くのが大切という話になっています。
そしてこの章では、
”共同体感覚”
という言葉が出てきます。
「は?なにそれ?」
と思うと思うのであれば、
その感覚はきっと間違っていないです。
僕も最初は1ミリも理解できなかったので、
安心してください。
共同体感覚を説明すると、
僕らは地球という場所に所属していて、
他者は全て「仲間」という考え方です。
仲間として見れることで、
仲間=共同体
として見れるようになるということですね。
めっちゃ抽象度高めの言葉と思考です。
他者を仲間として見て、
そこに自分の居場所があると感じられることを共同体感覚と言っていて、
この共同体感覚こそが対人関係のゴールと言われています。
さらには過去や未来、
地球に生きる虫や生物全てが、
共同しているとされています。
つまり全て共同体という感覚です。
この考え方が本当に出来るようになったら、
僕らは一切他人のことを気にせず、
他人を仲間として見れるようになるでしょうね。
正直この章は難しい内容になっています。
ちなみに僕は虫を絶対に仲間とは思えないと思います。
第5夜「いま、ここを真剣に生きる」
人生における最大の嘘は「いま、ここ」を生きないことだと、
嫌われる勇気では話しています。
そして計画的な人生を送ることは、
「不可能である」
って言っていますね。
これはホリエモンとかも言っていますが、
僕も完全にそう思っていて、
僕らはどれだけ計画を立てても、
計画通りに生きることは出来ないです。
だから今、この瞬間を生きることがとても重要なのです。
僕も計画を立てる必要は無いと思っています。
そして「存在するだけで他者貢献」とも言っています。
僕らは今、ここを一生懸命生きているだけで、
実は他者貢献出来ているということです。
要は今ここで生きていれば、
親とかはそれだけで感謝してくれるから、
貢献しているよね?生きてあげてるし。
みたいな考え方で、
個人的にはこれはちょっと違くね?と思っています。
また、アドラーは「一般的な人生に意味はないけど、自分自身で自分の人生に意味を与える事ができる」と、言っています。
つまり、
「自分の人生に自分自身で意味をつける」
ということです。
今この瞬間から、
あなたがあなた自身の人生にどんな意味をつけて、
生きていくかを変えていくだけで、
今この瞬間に変わると言っているのです。
これに関しては納得ですね。
結局自分を変えるのは自分だけ。
そういうこと。
嫌われる勇気を読んでみて
僕はこの本を読んだ時に、
かなりの衝撃を受けました。
誰の人生を生きる必要はなく、
自分自身の人生を生きればいいと言われている気になったから、
と、同時に僕の考え方ってあまり間違えていないなと、
なんとなく思えて元気になれました。
今この瞬間から、
僕らは誰でも考え方を変えることで変われます。
もし、今まで自分を卑下して、
自分には出来ないとか、
自分は変われないと思っている人に、
特に読んでもらえれば。
本当にオススメです。
そしてこの本の考え方はビジネスでも、
とても大事なことですから。
他者の課題を考えて生きるより、
自分のビジネスを進めていくという、
自分の課題を生きるほうがいいですよね。
考え方が変われば今この瞬間から、
人生楽しくなりますよ。
最後に
今日は嫌われる勇気の書評を書きました。
結論を言うと、この本はとてもいい本でしたね。
控えめに言ってもオススメ本ですし、
個人的には衝撃が走ってしまったことは、
ここまで読んでくれてるあなたなら、
隠しきれていないのがバレているのでしょう。
またこの本の考え方は、
ビジネスで上手く行かなくて悩んでいる時や、
他人がうまくいってて自分がうまくいっていない時に、
必要な考え方でもあると思っています。
割とガチで推奨本です。
ビジネスをガッツリ学びたいなら、
こちらの記事を読んでもらえれば。
マーケティングの本ですね。
神田昌典さんの本なので死ぬほどオススメです。
読んでみてください。
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